歯周病治療の流れ

歯科で受ける歯周病治療の流れをまとめました。歯周病治療は、初期でない限り、半年~1年と長期にわたるケースがほとんどです。治療の流れを把握し、あせらず腰を据えて治療に臨みましょう。

歯周病治療の流れ・治療の進め方

歯周病の治療を始める前に、まず検査を行い歯周病の状態や進行度(初期・中程度・重度など)を調べます。検査では、レントゲン検査、歯周ポケットの深さ検査などが行われます。この検査によって歯ぐきや歯槽骨の状態を把握し、治療計画を立てていきます。

プラークコントロール・スケーリング

歯周病の進行度に関わらず、まずは歯みがき指導等のプラークコントロールの指導からはじまります。どんなに良い治療を施しても日々の歯みがきの仕方が間違っていると治療が台無しになってしまうからです。正しい方法で歯みがきを行うことで、歯周病でぶよぶよした歯ぐきが引き締まったり、出血しにくくなったりします。

プラークコントロールを確立し、歯周ポケットに歯ブラシ等が届きやすくするためのスケーリング(歯垢や歯石除去)を行います。歯石のたまり具合にもよりますが1~6回くらいに分けて行われるケースが多いです。

進行度に応じた治療

基本的な治療が終わったら、進行度に適した治療がはじまります。歯周ポケットが1~3mmは初期、4~6mmは中程度、7mm以上が重度という分類になります。

初期の治療(約2ヶ月)

約7割が初期の歯周病だと言われています。自覚症状がなく、一見、健康的な歯に見えるため歯周病専門の歯科でない場合は見落とされることもあります。

ですが、この段階で適切な治療を行えば歯周病の進行を防ぐことができます。治療は、プラークコントロール、歯石や歯の根の汚れ除去が中心となります。

中程度の治療(約3ヶ月~半年)

歯ぐきの腫れが全体的に見られ、歯槽骨が破壊され始めている状態です。

プラークコントロールや歯石、歯の根の汚れ除去に加え、必要に応じて外科手術を行うことで歯ぐきの状態が改善されます。中程度であってもしっかり治療を行うことで、歯を残すことができます。

重度の治療(約1年)

全体的に歯ぐきの腫れがあり、歯槽骨が破壊されて歯がぐらつき動くようになります。

治療法は、プラークコントロール、歯石や歯の根の汚れ除去に加え、必要に応じて抜歯、外科手術、矯正治療を行うこともあるため、長期にわたります。

メンテナンス

歯周病の治療を終えると歯ぐきの炎症はおさまりますが、いくら良い治療を受けてもその後の歯みがきができないとまた、同じことの繰り返しになります。

治療後も定期的に歯科に通い歯石除去等のメンテナンスを受けるようにしましょう。また、歯周病に関する適切なアドバイスを受けるためにも、歯周病の治療に力を入れている医師や歯周病のトレーニングを積んだ歯科衛生士がいる歯科を選ぶと安心です。